コロンビアのホラー映画『スクワッド 荒野に棲む悪夢』は快作になるまであとわずか数センチメートルの怪作だった話

とにかくいろんな国のスペイン語に触れてみたい一心と、

生来のホラー好きが重なりまして、

ラテンアメリカ発信のホラー映画と聞くと、食指が動いてしまう私。

今回は、これまた珍しい、コロンビアのホラー映画を鑑賞しました。

※ちなみに、な愚痴ですが、本作のデータを調べようとネットで「コロンビアのホラー映画」と検索したら、アメリカのコロンビア映画社関連のページばかりに誘導されるのは、なんとかならないものか、、。

ストーリーとしては、対ゲリラ戦闘中の陸軍の小部隊が(この設定自体、いかにも、コロンビア、ですが、、!)、霧に包まれた山中で身動きがとれなくなっているうちに、一人また一人と、「ナニモノカ」の犠牲になっていく、というもの。

映像の上でも、ストーリー上でも、説明的な部分がまったくない。結局、彼らを襲っていたものがなんだったのか、曖昧なまま。いやそもそも、超常現象的なことは何もなく、すべてが彼らの妄想による同士討ちだったのかもしれない。そういう意味では厳密にはホラーではないのかもしれない。そんな不思議感覚に誘われる作品です。面白いか、面白くないか、と言われると、、、ううむ、よくわからないw。映像や照明の当て方にものすごく凝っていて、それなりに最後まで興味深く見てしまったけれども、面白いかというと、あとほんの数センチ、何かが足りない。撮り方が面白いので、よほど映画が好きな人なら、「そうきたか」「そう撮ったか」と呟きながら楽しめるでしょう。

個人的に気になったところとして、この映像感覚、なんだか、既視感があると思っていたのですが、、、

霧の向こうにかすかに見える影とか、屋内での光と物陰のコントラストとか、、、

見終わって、しばらくして、気づきました。日本のホラーゲーム、『サイレントヒル』の雰囲気に似てる!別にどちらかが似せたとかいう話ではなく、霧に閉ざされた廃墟というシチュエーションが必然、似た感じにさせちゃった、ということなのでしょうが、

言われてみると、「主人公の妄想なのかどうかも曖昧」という雰囲気そのものについても、どこか、本作と「サイレントヒル」は似ているのではないかしら、などと、思ったのでした。

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