エピソードデータ
深夜に一人で見てちょっと後悔した、かなり怖ーい話。しかし、オチの意味をよくよく考えると切ない話
タイトル:NIGHT CALL
日本放映時タイトル:真夜中に呼ぶ声
エピソード番号:#139 (第5シーズン)
放送日: February 7, 1964
脚本: Richard Matheson
私のお気に入り度:ベスト20
あらすじ
ある嵐の夜、2:00頃、一人暮らしの老婦人のベッド脇の電話が鳴り響く。
電話をとってみても、無言電話。
ただのイタズラか? とは思ったものの、それ以降、夜な夜な、深夜に電話がかかってくるようになる。
やがて電話の向こうから、かすかに聞こえてくるようになったのは、何やら無機質で異様な、「ハロー・・・ハロー・・・」という、か細い声。
たまりかねて、日中に電話会社にクレームを入れてみると、意外な返事が返ってくる。
「おかしいですね。あなたの家の電話を調べたのですが、どうやら、先日の嵐の夜に、電話線が切れてしまっていたようなのですよ。故障なので、もちろん、修理しに伺いますけどね。でも、故障した電話線から、深夜に電話がかかったなんて、何かの間違いじゃないのですかねえ」
「電話線が切れている?」
「ええ、そうです。切れた電話線の端は、誰もいない墓地に落ちていたんです。だから、どこからもあなたの家に電話のかけようがなかったはずなんですよ・・・」
近所の墓地と聞いて、老婦人は唐突に、ある過去の事故のことを思い出す、、、!
評価
いやですねえ、このエピソード。完全に油断して、私、真夜中の、それこそ2時頃に、部屋で一人でヘッドホンで鑑賞していたのですが、途中でかなり背筋がヒヤヒヤ、怖くなってしまいましたよ。なんてことない話なのですが、突然鳴り響く電話のベルの音とか、そして受話器の向こうから聞こえてくる無機質な声のブキミな感じとか。演出が本当にうまい小品と思います。
「トワイライトゾーンといえば、SFやファンタジーもいいけど、やっぱりゴーストストーリーが好き!」という(私のような)方には、ぜひオススメの作品です。ただし、後半、物語が一気に展開してくると、存外、切なくて深い話だったりします。ラストは、ちょっと、涙腺がゆるみます。でも、やっぱり、怖い。
作中の気になる英語表現
とてもシンプルな構成のエピソードなので、あまり凝った英語表現、というものは出てきません。ここは、実用にも使える(かもしれない)英語表現を学ぶ、という意味で、無言電話に対してキレる(あるいは怖がる)主人公のセリフを真似してみましょう。海外に住んだり、旅行したりしている最中の夜中に、無言電話がかかってきたら、以下のような英語表現で対抗してみましょう。以下、すべて、無言電話に対して「ちょっと、どちら様ですか!」とキレ気味に叫ぶ言葉です。
“Who’s on the line!”
“Who’s there!”
“Who is it!”
そして、朝になったら、電話会社に以下のようにクレームを入れましょう。
“Last night, about 2:00 a.m. my telephone rang. I answered it, but no one spoke!”
それで電話会社が調べてくれて、「電話線を追ってみたんですが、切れてお墓の中に落ちていましたよ」と言われたら、、、そのときはそのときで、どうするか、考えましょう!