トワイライトゾーンで英語を学ぼう!第12回 : LITTLE GIRL LOST

エピソードデータ

タイトル:LITTLE GIRL LOST
エピソード番号:#91 (第3シーズン)
放送日:March 16, 1962
脚本:Richard Matheson
私のお気に入り度:ベスト12

あらすじ

夜中に子供部屋から、両親を呼ぶ六歳の少女の泣き声が聞こえてきます。きっとベッドから落ちたのか、あるいは悪い夢でも見たのだろう。そう思って両親が寝室に入ってみると、ベッドの上にも下にもクローゼットの中にも、どこにも愛娘の姿がない。しかし奇妙なことに、部屋のどこかから、シクシクと泣き声だけは聞こえてくるのです。いったいどこへ相談すればよいのか迷った両親は、ともかく、友人の物理学者に助けを求めます。彼が子供部屋を調べまわったところ、どうやら、この部屋に、異次元への入り口が開いてしまっているらしい。果たして彼らは女の子を次元のハザマから連れ戻すことができるのでしょうか。

評価

「あの状況で、どうして両親は警察や消防よりも先に、物理学者に電話を掛けたのだろう??」というツッコミを入れたくて仕方がないのですが、まぁ、そんなことは「ともかく」としましょう。モンスターも宇宙人も出てこない話ですが、怖くて、不気味で、スリリングで、いかにも『トワイライトゾーン』らしいエピソード。ですが、このエピソードはアメリカのホラー映画史上においてちょいと重要な位置を占めています。この作品をリアルタイムで見て育ったスティーヴン・スピルバーグ監督が、このエピソードにインスパイアされて製作したのが、かの名作『ポルターガイスト』。オリジナル版のこちらは、特にモンスターらしいものは出てこない異次元世界の話、スピルバーグ&トビー・フーパーが作り上げた『ポルターガイスト』のほうは、魑魅魍魎がワンサカ蠢く霊界、という違いはありますが、確かに家族の絆が危機的状況に陥った幼い女の子を救い出す、というモチーフは同じです。見た目から頼りないお父さんが、案の定、頼りないながらも、体を張ってがんばって何とかする、というところも双方同じw。他にもスピルバーグはいろんなモチーフを『トワイライトゾーン』から受け取っているものと思われ、とうとう『劇場版トワイライトゾーン:超次元の体験』というリメイク版映画まで1980年代に製作することになるのでした。

作中の気になる英語表現

このエピソードも、なんとかこじつけて、英語表現の勉強に使いたいところなのですが、残念ながら本作、基本的には幼女と大人たちの呼びかけあいなので、凝ったセリフというものが特にない!
だからわかりやすい、というわけでもないのが、英語の厄介なところ。実のところ、私、このエピソードのように、Go! とか come!とかget!とかの基本動詞ばかりでセリフが構成されている映像作品のほうが、リスニングにおいては、大苦戦してしまうのです。
基本動詞ラッシュということは、つまり、GET ON、GET IN、GET OUT、GET OVERといった動詞句表現のラッシュとなるわけで、こういうのが束になって飛び交う劇に対しては、辞書的な知識はまるで役に立たない。もう、”ON”、”IN”、”OUT”、”OVER”といった前置詞・副詞の「意味」に通じるしか、太刀打ちする方法はないのですが、これはなかなか、外国語として英語を大人になってからオベンキョーした人間にはつらいところがある。もっとも、偉そうなことを言えば、ネイティブの子供たちは、難しい英単語よりも、まさにこうした基本動詞句の世界から言葉を学んでいるはずなので、日本語の「てにをは」と同じく、こういう基本動詞句を無理なく理解できるようになるのが、ノンネイティブとしては一つの目標であるべき、とは思うのでした。
とはいえ、これで終わっては英語の勉強にはならないので、ちょっと強引ながら、本作で少女を助けてくれた「物理学者」と、『ポルターガイスト』で少女を助けてくれた(?)「超心理学者」や「霊媒師」、他にも超常現象が起こった時に助けてくれそうな職業名を並べてみました。あなたなら、このうちの誰に最初に電話を掛けますか?

  • Physicist(物理学者) 例:本作で助けてくれた人
  • Parapsychologist(超学者) 例:『ポルタ―ガイスト』に出てきた、なんの役にも立たなかった三人組
  • Spiritual medium(霊媒師) 例:『ポルターガイスト』に出てきた、かなり役に立った人(ツメが甘いですが)
  • Native American shaman(ネイティブアメリカンの祈祷師) 例:『ポルターガイスト2』のほうに出てきた、とても役に立った人
  • Exorcist(悪魔祓い師) 例:もちろん映画『エクソシスト』に出てきた人。頼りになるのだが、なにぶん相手が強力すぎた
  • Voodoo instructor(ヴードゥー魔術の導師) 例:『チャイルドプレイ』に出てきて秒殺された人

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