トワイライトゾーンで英語を学ぼう!第7回 : THE AFTER HOURS

エピソードデータ

タイトル:THE AFTER HOURS
エピソード番号:#34 (第1シーズン)
放送日:June 10, 1960
脚本:Rod Serling
私のお気に入り度:ベスト7

あらすじ

一人の若い女性がデパートに買い物にやってきます(※少し話は逸れますが、1960年代のテレビドラマで描かれる«百貨店≫という場所は、日米問わず、なんだかとても魅力的な非日常空間としてキラキラと描かれていて、逆に今の我々にはむしろ新鮮な世界観に見えます!)。彼女は母親へのプレゼントを買いにきたようです。デパートの中はたいへんな混雑ですが、ひとつだけ、がら空きのエレベータがありました。その中にいたエレベータボーイの案内で、彼女は9階の売り場に到着し、そこで黄金の指ぬきを勧められ、購入します。その帰り道、せっかく買った指ぬきに傷がついていることに気づいた彼女は、クレーム受付窓口に向かいます。そこで、職員から妙なことを言われます。この百貨店は八階までで、九階はない、というのです。では、彼女がこの指ぬきを買った場所は、いったい何だったのか、、、?閉店後の百貨店で、彼女はくだんのエレベータを見つけ、今一度、9階に向かいます。そこで見たものは、、、。

評価

初期トワイライトゾーンの中でも、会心の大傑作でしょう!まず、ノロケで言っているのではなく、ヒロインを演じているアン・フランシスが、溜息ができるほどキレイで、存在感が素晴らしい!「ノロケではない」と言ったのは、彼女のいかにも60年代美女な風貌そのものが、実はこのエピソードのドンデン返しに関わる重要な伏線にもなっているからです。つまり、視聴者側としては、「こんな60年代美女がヒロインというだけで、なんだか非日常的なエピソードだ! だってこんな美女、普通、そこらのデパートにいるわけがないもの!」などとどうしても思ってしまう。で、そんな思いを抱きつつ、ともかく本作を最後まで見ていると、物語のドンデン返しのところで、「ああ、彼女が美女だったのは、そもそもそういうオチの物語だからなのね!」と、異様に納得してしまうことになる(笑)。いや、まったく、憎いシナリオというべき!
トワイライトゾーンには、当時のアメリカの名優や若手女優も続々と登場してきますが、私にとって、全作品を通して最高のミューズは、アン・フランシスが演じた、この”THE AFTER HOURS”のヒロインでしょう。
それにしても、この作品が日本で放送された時、ちょうど私の親世代が若者世代だったはずですが、さぞかし、アメリカというのは美男美女が跋扈する夢の国に見えたことでしょうね(笑)。親世代と私とで「アメリカ」について話をすると、なんだか思い入れが違うことがままあるのですが、こういうドラマを見ていると、当時の日本人のアメリカに対する思いが少し、わかってくる気もします。

作中の気になる英語表現

何を言ってもネタバレになってしまいそうなエピソードなので、あまりいい英語表現のサンプルが取得できません。そこでストーリーの展開とはあまり関係がありませんが、前半の、百貨店の中での買い物シーンのセリフを聞き取って拾ってみました。ただし、設定上、このヒロインはちょっと冷たい感じのキャラなので、以下の表現をそのまま使うと失礼な感じになっちゃうと思います。あくまで参考に。

店員:May I show you something?
ヒロイン:No…that’s not what I’m looking for.
エレベーターボーイ:What in particular are you looking for?
ヒロイン:Ah…thimbles. Gold thimbles.

なお、本作品を初めて私が鑑賞した時、このthimble(指ぬき)という単語を知らなかったがために、物語早々に会話の意味をミッシングしてしまったという苦い思い出があります。そもそもthとsの音を聞き違えたこともあり、「サンボルってなんだろう? Sで始まる単語だな」と辞書を見当違いに引いてしまったためますますドツボにはまり。おかげで後半の展開に進む前に、前半パートだけ4~5回繰り返して観る羽目となりました。。。それだけリスニングに苦労すると、物語への思い入れもがぜん強くなるので、海外ドラマでの英語のトレーニングというのは、なんとも、やめられません!
なお、もう少し英語解説をしておきますと、エレベータボーイさんが言っている「in particular」は、「具体的に何かお探しですか」という慣用的な表現。このまま覚えておくと、咄嗟に聞かれても慌てないので便利かも。なお、最初のヒロインの受け答え、”that’s not what I’m looking for.”は冷たい感じなので(店員もちょっとイヤな顔してる)、普通は”Thanks, I’m just looking”「見ているだけです」でよいでしょう。・・・と、気づけば、このブログにしては珍しく、「普通な」日常英会話のネタが提供できた!

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