Everybody Lies 書評_1:英語の本の要約を英語で書かされる話

「洋書大好き」であることを、このブログで公言しているので、
僕のことを、大変な語学通と、誤解している人もいるかもしれない。
だが、僕の英語力は、文字通りの、「好きこそものの上手なれ」のパターン。

あまりにも外国語で本を読むのが好きなので、
読解力に関しては、かなりのものだと、これは自信がある。

けれども、話すほうは、たいしたことはない。

経験が少ないからだ。

そりゃ、外国人ネイティブ講師のいるスクールに通う時間があれば
図書館でトールキンやらスティーブン・キングやらを
原書で読んでいるほうが百倍楽しい!
・・・と、わざわざ英語の教師を前に宣言していたほどのしょうもない学生だった僕のこと。
話す訓練など最初から興味もなかったのだから、苦手意識もやむない。偉ぶる話でもないが。

でも仕事でも使う頻度は高まってきているので、一応、最近は努力もしているぞ。
週末にはようやくネイティブ講師のカルチャースクールなどへ行って、会話の練習をするようになった。

ところがそのネイティブ講師と二人で話をしていると、
どうしても、最近私が読んだ英語の本が話題の中心になる。

英会話の練習というよりは、私が講師に「最近面白かった英米の本」の紹介をする時間のようだ。
ついにネイティブ講師のほうが、
「あなたの英語スキルは読解力があるのだからそれ一本でよいじゃないか」
みたいなことを言ってきた。でもそれじゃ、会話を練習する気になった僕のモチベーションの行き場がない。

「それなら、英語の本を読んで、内容を英語でレポートにして毎回、持ってこい。
それを挟んで会話をしながら、文法や語彙のアドバイスをしてあげよう」
みたいなことを、言われた。

お題として選んだ本が、最近話題のビッグデータに関する本
Everybody Lies“。
日本語では『誰もが嘘をついている』というタイトルで翻訳が出ている。

全八章あるこの本を通読して、
各章=ノート1ページに、英語で、要約をまとめる。そういう宿題だ。

やってみると、この宿題が、僕にはぴったりだった。

というのも、英語の本を読んでいる時の僕は、以下のような一種のジレンマを感じていたわけで↓

・英語の本をたくさん読みたいから、一冊にあまり多くの時間をかけていたくない
・必然、飛ばし読みになる
・しかし、英語の本を読むのは、英語の訓練も兼ねているのだから、自分のペースで飛ばし読みをしていたら、なんだか手抜きみたいで、訓練をしている充実感がない
・悩んでしまう

しかし、人に見せることを前提にしたノートをとるために読む、となると、
大事なところはむしろ、ノートに抜き書きをしながらしっかりと読み、
「あ、ここは要約作りの上では、あまり関係がなさそうな部分だな」と
見抜いたところは、ささっと、斜め読みができる。

読み方にメリハリがつく。

それでいて、ノート作りをしているわけだから、本の内容もとても頭に残るし、
英語の訓練としても、とても良い。英語の語彙がどんどん鍛えられているのがわかるのだ。

英文学作品や哲学書などを相手にするなら、
一文一文を味わう精読が結局は必要になってくるだろうけれども、
テクノロジーや時事問題を扱った本、今回の”Everybody Lies“のようなものについては、
こういう「要約ノート作り」が、ちょうどよい付き合い方になるのではないか。

などと、思った。

というわけで、他にも類似のジャンルで、
勉強にもよさそうなレベルの英書を求めてAmazon.comを今夜もさまよう。

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